prologue:B

〈year 5738〉

 それで、また聞きたいな。いつもの返事。しれっと普通に、片手間に、時々は面倒そうに。
 でも絶対、返してくれる、声。
 また言ってよ、ちょっとだみ声で返事してさ、「知ってる」って言って。


「――ね、千空」